鯉のぼり
5月5日は「こどもの日」です。「端午の節句」とも言い、男の子の誕生と成長を祝う日です。自分の息子もちょうどその時期が誕生日のため、今からプレゼントを楽しみにしているところです。
鯉のぼりは、もともと鎌倉時代に武家の間で、跡取りである男の子の誕生を周囲に知らせるために立てた「のぼり」が江戸時代頃に武家から庶民へと伝わり「鯉のぼり」へと変わってきたという話です。
古来、中国では「鯉が竜門の滝を上ると、竜になり天を駆け巡る」と言われており、それをもとに鯉のぼりが発案されたとのことで、この故事は「登竜門」の語源にもなっています。
ところで、鯉のぼりの飾りつけに適した日にちはいつなのでしょうか?
調べてみると特にこれといった日にちはないようで、春分の日から4月上旬にかけて飾りつけをするのが一般的な様です。また片付けも特に日にちは決まっておらず、5月中旬頃から片付けするのが一般的ですが、地域によっては6月頃まで飾る場合もあるようです。
鯉のぼりの上部にある「吹き流し」
この吹き流しは5色で作られていますが、これは中国の五行思想に基づいています。「緑(木)」「赤(火)」「黄(土)」「白(金)」「紫(水)」をそれぞれ表しており、5色が揃うことで邪気を追い払う力を発揮すると言われています。
エイプリルフール
4月1日は、「エイプリルフール」の日でした。1年で唯一「嘘」をついても許される1日。
皆さんはどんな「嘘」をついてみましたか。
「嘘」という言葉を使った諺や慣用表現はいろいろありますが、よく知られているのは「嘘八百」という言い回しでしょうか。「嘘」のあとについている「八百」という言葉。これは「八百」という語には「多い・沢山の」という意味があり、有名どころでは「八百万(やおよろず)の神」などでも使われています。漢数字の「八」は、末広がりを示しており、その「虚」が末広く広がるさまを示しているとのことです。
他にも「嘘から出た実(まこと)」などもあります。ちなみに英語では「Many a true word is spoken in jest .」と表現し、直訳は「多くの真実の言葉が冗談の中で語られる」となります。ちなみにここまで読んできた中で「嘘」という感じが一部「虚」に変わっていたことに気付いたでしょうか。さて、これは「ウソ?」「ホント?」